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WORKSHOP
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■■■ “本作り”体験記 ■■■
「とめぞう君」による簡単製本


出来上がり写真


ある日ある時、妻から、「写真を入れた詩集を作らない?」と誘いを受けました。
結果的に、次のような点から賛成し、連休3日間の挑戦が始まったのでした。

実は私たち夫婦は共に、「作詩」と「写真」という約40年来の趣味を持っています。
自分の写真、得意とするパソコンによる画像編集テクニックを活かす良い機会であることに加えて
婚約時代に、「いつか二人で一緒に本を出せたらいいね。」と話をしたことを思い出したからです。

もとより、本格的な販売本として出す積もりは無いのですが、
大事な写真も掲載するからには、ハードカバーの体裁にしたいと
先ずは、「自費出版」から調べ始めました。
「A5判、30ページ、50冊・・・ 450,000円」という価格に驚きました。
本格的な出版社や印刷店に依頼すると、
1冊9,000円以上の費用が掛かることが分かりました。

Web調査を進めるうちに「製本ツール」や「アルバム作りサービス」があることが分かりました。
そのなかで、特に気に入ったのは
「とめぞう君」という製本ツールセットでした。

私たち家族で、三連休をすべて費やし“本作り”に挑戦した結果、
ようやくできた1冊の本が、冒頭の、写真・イラスト入り童謡詩集、『青い空が 折り紙だったら』です。

私たちは今、「自分たちだけの本」を製り終えたという満足感を味っています。




◆ 1.「とめぞう君」と製本の基本

先ず、製本ツール「とめぞう君」とは、図のように4つの品を中心に1セットにした製本ツールです。
中味である用紙は、印刷内容に合わせて別途購入する必要がありますが、
本作りで一番大事な、布張り「ハード表紙」が色別、形別に各種そろっています。

と、天地止め、タイトルシール2枚(正面・背)

製本の方法を簡単に説明しますと、プリントし終わった中紙を図のように「面付け」整理してから、
表紙の背に組み込まれているM型のレール式クリップにスライドしながら挟み留めるだけです。

A5縦の本を作る「面付け」は、A4判横で表裏両面に2ページ分づつ1枚4ページを印刷するように、
開いたときの左・右ページを間違えないように「印刷原稿」を作成し直します。



「とめぞう君」には、接着テープと「遊び紙」は付いていますので、図ではP3〜P.22(5枚)を割付けます。
これは、「平綴じ」という2つ折りしたものをそのまま重ねて背部分を接着する方法です。

「写真入り詩集」ということで、次のWebサイト
「JUST SYSTEM 製本サービス」から
A5縦、えんじ色、20〜100枚用、\1,000(3000円未満のみ一律送料+\500、以上は無料)を注文し、
3日後に宅配便で届きました。
眼売店によっては同じ品が\1,200ですので、無料の会員登録してでもこのサイトがお得です。

IchiTaro Web  http://www.ichitaro.com/bind/index.html

なお、表紙と背のタイトルは、添付シールに手書きでは、せっかくの格調が落ちてしまいます。
「アイロン・プリント紙」を購入して、パソコンでプリントしたものを丁寧に切り抜いて貼付するか、
カバー用紙(B4以上)にプリントしたものを用意するか、割り切って布地カバーのままにします。

◆ 2.原稿の基本構成

本の基本的な構成を確認しておきますと、次のようになります。
そのうち、「とめぞう君」で準備できるのは、@・A・H・Eだけですので、
残りの「印刷原稿」を作成し用意することになります。

@表紙 A遊び紙(見返し) Bタイトル(中表紙) Cまえがき D目次 E本文 
Fあとがき G奥付け H遊び紙(見返し) E裏表紙

ここで、最も注意が要るのは、「用紙の選定」だと思います。
「触って自然で、読みやすい」本格的な本として作成するためには、
裏写りしない、めくりやすい厚みや手触り、読みやすい開きかげんが大切です。

インクジェット・プリント用紙売り場に行くと、
「両面印刷可能」用紙の価格が、片面用紙に比べて非常に高いことに驚きます。
プリントインクが「染料系」である場合は、「顔料系」インクより裏写りしやすいため
用紙の厚みがある程度あり、浸透しぬくいコートがされているものを選別します。

初めてのことで分からないまま、さまざまな用紙を購入しては試行錯誤した結果、
ようやく、たどり着いたのは次の用紙でした。

この用紙は、光沢感を抑えながらシャープで鮮やかな切れがあり、
文字が読みやすく、写真表現も充分に味わえることに加えて、
製本して初めて分かる、用紙の厚みと手触りがしなやかで、
印刷し、製本してみて、「やはり、こうでなくては!」と充分納得できるものでした。

(なお、当方のプリンタは、キャノンPIXUS-850i、染料インク4色式です。)



両面光沢紙SEMI 【MPW-A4020】 用紙厚 189μm A4 20枚 (左側)を採用しました。
 三菱化成メディア株式会社 http://www.mcmedia.co.jp/japanese/index.html

購入は、次のWeb ショップからが、最も安く(20枚入り\900)便利でした。
パソコン・ショップ 「ぱそQ」 http://www.pasoq.co.jp/index.html

◆ 3.“本づくり”体験記まとめ

1 販売している本と変わらない(素人が作ったとは思えない)本作りはできる。
2 本作りは、プロセスも、結果も、「自分だけの本」を残す作業は楽しい。
3 カバー、用紙、装丁など一切妥協しない全員のチームワークが「良い本」を生む。




END


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