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・と・

地  球  共  生


“水の惑星”といわれる地球

 地球は、約46億年前に誕生し、その約6億年後、海の中で最初の生命が誕生した。
しかし、陸と海の中の生命が結びつくのに要した時間は約36億年、現在からほんの4億年前であった。
そして人類が出現したのは、今からわずか2,500万年前、類人猿とは500年前別れたのである。
分かりやすく地球時間を1年間に短縮すれば、12月30日になってようやく誕生した人類である。

そうした人類が、生命の危機、自然体系を破壊しようとしている事実が目の前にある。
人類が地上に集団的に住み、助け合い、工夫を重ねてきた500年の間に、
私たちだけが、地球に危機をもたらすことになった原因はどこに存在するのだろうか?

「助け合い」と「仲間づくり」は、掟やルールを作るという「社会契約」を蓄積してきた。
「工夫を重ねる」行為は、より便利・効率的にという「科学技術の進化」を伸ばし続けてきた。
そこに最初から“自然に対する悪意”というものは無かっただろうが、
より便利、より多く、より安心を求め続けてきた近代文明は、拡大するしかない「資本主義」等を掲げながら、
やがて大量殺戮兵器戦争を生み、飽食・高エネルギー生活による自然破壊に向かってきてしまった。


例えば、縄文時代の人類が食事をするときに消費するエネルギーに比べて
現代の人間が食事をするだけのために消費するエネルギーは250倍と試算されている。

仮に私たちがハンバーグを食べるとき、他国では牧場拡大にため森林伐採は進み、家畜は
育てられ、運ばれ、解体され、検査され、運ばれ、宣伝され、運ばれ、売られ、注文され、口に入る。
それに加えて、食べる場所である建物を作るために、伐採され、加工され、建築され、電気・ガスが引かれ、
照明され、快適温度にコントロールされた空調のなかで快適に「おししいね!」などと、食べられているのである。
更に、その周辺の道路、公園などライフラインが整った街づくり、交通機関などすべて地球資源から作られている。



エネルギー大量消費圏が分かる夜の地球 (NASA実写映像合成)

果たして、こうした“速度制限無し“の文明進歩は、本当に私たちにとって必要不可欠だったのだろうか?
265年前の1750年にジャン-ジャック・ルソーが「学問芸術論」で説いたように、
学問・芸術・技術の進歩は、本当の意味での“進歩ではなく堕落”だったのではないだろうか?
今、そんな疑念を抱かざるを得ない出来事が世界中に起き始めている。


人類活動の結果として、温暖化で海面上昇や異常気象が頻発している。
多くの動物が守っているのに、人類だけが「足るを知らない」エネルギー大量消費を続けている。
人類同士が争い合い、競い合ったきたために、自然体系が破壊し、絶滅する命や枯渇する資源・・・。

そして、人間社会のなかでは、徳に溢れ慈愛に満ちた指導者やリーダーが居なくなり、
身の回りいたるところで、イジメ、殺人、テロ、汚職が発生している。
最近の事件が、大企業・大組織の疲弊、人心の貧弱さに根ざす人災ばかりなことに驚く。

今こそ、私たち皆が真剣に問い直しあい、方向転換しない限り、そして先送りすればそれだけ
人類絶滅のカウントダウンを止められなくなってしまう。・・・というのが世界の見識となってきた。

幸い、こうした認識の下に、技術面では省エネルギー機器の開発が各国ですでに始まっている。
自分の部屋を涼しくするために熱い外気を出すことのないエアコン、
自分が急ぐために空気を汚さない自動車、資源枯渇を防ぐためのリサイクル運動、
昔のように水力発電だけでも足りるように、日光・空気・水による「自家発電」機器の開発などがある。

しかし実は、「経済効率化」一辺倒で荒廃してしまった「人のココロの改善」のほうが最重要課題なのである。
モノよりココロ、高額支払で得られる贅沢品や飽食より、家族や隣り近所とのコミュニケーションの豊かさを評価しよう。

幸い私たちの日本社会には、「茶道」に代表される“ココロの文化”が育まれ残ってきている。
「侘び」、「寂び」を感じられる心、「もったいない」、「おすそ分け」という気持ちはシンプルで平穏な生活の基盤であった。
まさにこれは、動物や植物を余分に傷つけない、水や大地や空を余分に汚さないという知恵に溢れていた。

世界中の人々が、これ以上自然の絶滅、資源の枯渇をさせないという強い意思を持ち、
“地球共生”という共通目標に向けて集結し、国家・人類・宗教などを超えた努力が世界中で続けられるならば、
戦争も、過剰な競争も無い、一つにまとまった新世界が誕生しているだろう。


地球時間からすれば、最近現れたばかりの人類が、母なる地球の資源や生命を滅し、
自らも絶滅しかねないという自ら創り出した危機に遭遇していることを、
知り始めた私たちの未来に幸いあれ!



最後に、ビートルズの「イマジン」が描く、
かつて確かに存在していた世界のすばらしさをもう一度思い出してみよう。



IMAGINE
(想像してみよう)
日本語訳 佐藤弘弥

Imagine there's no heaven,     想像してみよう、天国なんて無いと
It's easy if you try,          やってみればたやすいこと
No hell below us,           僕らの足下には地獄なんてなく
Above us only sky,         僕らの頭の上にはただ青い空が広がっているだけ
Imagine all the people       想像してみよう、みんなで
living for today...           僕らは今日という日のために生きていることを

Imagine there's no countries,  想像してみよう、国なんてないと
It isn't hard to do,          そんな難しいことじゃない
Nothing to kill or die for,         殺すことも誰かに殺されることもない
No religion too,          宗教もない世界のことを
Imagine all the people       想像してみよう、僕らみんなが
living life in peace.            平和な人生を送っている姿を

Imagine no possesions,      想像してみよう、財産なんてないって
I wonder if you can,         君にできるだろうか
No need for greed or hunger,  どん欲も空腹も一切必要がない
A brotherhood of man,      人間の兄弟愛に満ちた社会を
Imagine all the people       想像してみよう、僕らみんなで
Sharing all the world...         世界のすべてを分かち合っていることを

You may say I'm a dreamer,   君は僕を夢想家だと言うだろう
but I'm not the only one,      だけど僕はたった独りじゃない
I hope some day you'll join us,   いつか、君も僕らといっしょになって
And the world will live as one.   世界がひとつになって共に生きれればいい
 


イマジン
 (ジョン・レノン作・平野試訳)


  部族の暮らしに、
  天国とか地獄はないよ。
  頭の上には、
  青空があるだけだよ。
  青空の下で、
  今日を生きているだけだよ。

  部族の暮らしに、
  国家なんかはないよ。
  国家のために、
  殺したり死んだりなど、
  想像もできないよ。
  青空の下で、
  平和に生きているだけだから。

  こんなこと、
  ぼくだけの夢なんかじゃないよ。
  みなが同じことを感じているよ。
  ぼくと一緒に感じてみようよ。
  そうすれば世界は、
  みんなの世界なのだと分かるよ。

  所有するなんて、
  ぼくらは想像もつかないよ。
  欲張りとか飢餓とかも、
  部族の兄弟姉妹には想像もつかないよ。
  だって、世界は
  みんなで生きるところなんだから。





自由訳 イマジン
ジョン・レノン&オノ・ヨーコ 
(日本語訳 新井 満 )



 
T

イマジン
イメージすること
心の中で想い描いてみること
そして
現実の向こう側に隠れている
真実の姿を
見きわめること

さて
どこかの誰かが
戦争を始めようとして
演説するかもしれない
立ち上がろう
すばらしい天国が待っている
それを信じて
この苦しみを耐え忍ぼう
とかなんとか

でも
どうだろう
そんな天国が
本当に待っているんだろうか

またほかの
どこかの誰かが
戦争を続けようとして
おどかすかもしれない
立ち止まるな前進しろ
さもないと
おそろしい地獄が待っているぞ
とかなんとか

でも
どうだろう
そんな地獄が
本当に待っているんだろうか

本当に
あるかどうかもわからない
そんな天国に
わくわくさせられたり
そんな地獄に
びくびくさせられたり
そういうことって
ばかばかしいことだとは思わないかい?

なぜなら
ぼくの人生の主人公は
誰でもないぼく自身なんだから
誰からも誘惑されないし
誰からも脅迫されもしない
大切なことは
ぼくがぼく自身の心と頭で判断し
決断すること
そして今を
どう生きるかってこと

だから
イマジン
ぼくはイメージすることにしたんだ
勇気をだして
愛の力でね
そんな天国もそんな地獄も
ありはしないんだって

そうしたら
心が自由になって
あたらしい世界が見え始めたんだ
最初はむずかしそうだったけど
やってみたら
意外にかんたんなんだよ

イマジン
さあ
イメージしてごらん
心の中で想い描いてみてごらん
空を
ただ空だけが
ぼくらの頭上に広がっている風景を
どこまでも青く
どこまでも美しく
どこまでも晴れあがった
あの大きな空の下に
ぼくらの世界は
ある

そして
すべての人々は
過去でもなく
未来でもなく
かけがえのない今日という日を
けなげに
いっしょうけんめいに
生きているんだ



 U

イマジン
イメージすること
心の中で想い描いてみること
そして
現実の向こう側に隠れている
真実の姿を
見きわめること

ある宇宙飛行士が
宇宙船の窓から
地球の大地に刻まれた国境線を
さがそうとしたんだそうだ

でもね
そんなものは
どこにもなかったんだよ

ところが
国境線は
あるよね
人々の心の中に
たしかに引かれているよね
見えないがんじょうな壁となって
国と国を
人と人を
分断しているよね

そんな幻の壁に
心がとらわれて
けんかしたり
にくみあったり
血を流しあったり
そういうことって
ばかばかしいことだとは思わないかい?


だから
イマジン
ぼくはイメージすることにしたんだ
勇気をだして
愛の力でね
あらゆる国境線が消えて
ばらばらに分断されていた国々が
全てなくなった地球の姿を 
そうしたら
心が自由になって
新しい世界が見え始めたんだ
最初はむずかしそうだったけど
やってみたら
意外にかんたんなんだよ

もし
国境線がなくなったとしたら
この地球は
全ての人々のふるさとになる
同じふるさとを共有する人間同士に
戦争ほど似合わないものはないよね
もう自分たちだけの利益や
自分たちだけの神さまを守るために
殺したり殺されたり
そんなばかげたことも 
なくなるよね

イマジン
さあ
イメージしてごらん
心の中で想い描いてみてごらん
国境線なんか存在しない地球の姿を
世界中がひとつの国になって
全ての人々が
仲良く助けあい
ほほえみながら
平和に暮らしている姿を

もしかすると
君は言うかもしれない
そんなの夢さ
現実はもっときびしいんだぞ
でもね
こんなふうに考える人間は
ぼくひとりだけじゃないんだ
ほかにもたくさんいるんだよ
君も仲間になってくれないかなあ
そしてどんどん仲間がふえたなら
いつかきっと
世界は
ひとつになる



 V

イマジン 
イメージすること
心の中で想い描いてみること
そして
現実の向こう側に隠れている
真実の姿を
見きわめること

こんどは所有ということについて
考えてみよう
誰かが何かを
自分のものにするってことさ
たとえば
お金や家や土地や薬や食糧や森や
山や河や海や水や空気や様々なものを
自分のものにしたがる人間は
多いよね

でも
どうだろう
君ならどう考える?

働いて得たお金で
何かを所有する
そのどこに問題があるんだい?
君はそう言うかもしれない
でもね
いったん何かを所有すると
人間てやつは
もっともっと所有したくなる
あれもこれも所有したくなる
誰よりも多く所有したくなる

この欲張り競争は
どうにも止まらなくなって
さいごは力ずくの
うばいあいだ
戦争だ
食べきれないほどたくさんの
食糧をもった人々のすぐそばで
パンもなく水もなく
飢えて死んでゆく子供たち
そういうことって
ばかばかしいことだとは思わないかい?


だから
イマジン
ぼくは
イメージすることにしたんだ
勇気をだして
愛の力でね
欲張った所有なんてことがなくなって
みんなが共有している地球の姿を
そうしたら
心が自由になって
新しい世界が見え始めたんだ
最初はむずかしそうだったけど
やってみたら
意外にかんたんなんだよ

君にもできるかな
できるよね
もう欲張った所有なんか
のぞまないってこと
お金も家も土地も薬も食糧も森も
山も河も海も水も空気も様々なもの
その全てを
みんなで
わかちあうってこと

イマジン
さあ
イメージしてごらん
心の中で想い描いてみてごらん
もう誰も欲張ったりしない
もう誰もうばいあったりしない
だから
もう誰も飢えて死んだりもしない
全ての人々は
ゆずりあいわかちあい
兄弟姉妹になる
ひとつの家族になる

もしかすると
君は言うかもしれない
そんなの夢さ
現実はもっときびしいんだぞ
でもね
こんなふうに考える人間は
ぼくひとりだけじゃないんだ
ほかにもたくさんいるんだよ
君も仲間になってくれないかなあ
そしてどんどん仲間がふえたなら
いつかきっと
世界は
ひとつになる

イマジン 
さあ
イメージしてごらん
心の中で想い描いてみてごらん

世界中の人々が
仲良く助けあい
ほほえみながら
平和に暮らしている姿を





“宇宙船地球号”あってこその「命・愛・平和」ではないですか?

 2005/5/8  “KEN’s Office”


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