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ひ・と・こ・と


“みすゞコスモス”

都内のデパートで1999年7月29日から8月10日まで、
朝日新聞社主催の「幻の童謡詩人 金子みすゞの世界展」が開けれていた。

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彗星のように現れた彼女は、西条八十に才能を評価されながら
突然と消え、矢崎節夫氏らによって昭和59年に発表されるまで、
その生い立ちが不明のまま半世紀が過ぎていた。

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彼女は、明治36年山口県の漁港長門市仙崎に生れ、
20歳で世に出て以来520編に及ぶ童謡を創作していたが、
夫に性病を移され、詩の創作を禁じられ、離縁され、
そして未だ3歳の娘まで取上げられることになり、
勤め先の本屋の2階で26才(昭和5年)の悲劇的な死を選んでいた。


自然界の小さな命や日常の出来事を、
素朴なやさしさに溢れていながら、科学的な広がりを含む
独自の新鮮な視点でうたった童謡は、
多くの人に愛され、近年ますます評価が高まっている。

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彼女の詩を読んでいると、なぜか心が休まってくる。
それは、まるで
宇宙の存在のすべてをしっている女神に語りかけられているような
そんな安心感に似ているのかもしれない。
佐治晴夫氏が“みすゞコスモス”と称している独自世界がある。

この世界に最後にやってきた人間だけが、
地球上の生物に対して自勝手な解釈を押しつけ過ぎたんではないだろうか?
大げさでなくて、そんな「共生への反省」すらしてしまう。

静かで、やさしく、そして説得力のある詩である。

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おすすめ図書:「金子みすゞ 童謡集」 ハルキ文庫 ¥580 角川春樹事務所


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