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・と・

青 春

人生半ばになってみて分かることがあります。

月日の経つのが速くなったと感じ始めた頃あたりから、
「過去を振り返る」話が多くなっている自分がいます。
将来に対して気持ちが揺らぐこともある自分がいます。
これが、老いの始まりなのか、とびっくりしながら、
サムエル・ウルマンの「青春」を思い出そうとしています。

ういえば、10代から20代の「青春時代」の私は、
「学ぶこと」と「恋」と「世界を変える」ことに夢中の毎日でした。
湧き上がる喜びに溢れた成功や達成ばかりではなく、
挫折と失意に「世の終わり」と布団の中でむせび泣きした日もありました。

でも、その頃は間違いなく、私の胸と頭の中は一つにまとまっていて
「今この時は二度と来ない」と感じながら、何事にも「必死」な情熱に溢れていました。
未来に対しても、悲観や虞れは微塵も無く、「目標」と「夢」がいつも連れ立っていました。
そこに、過去を振り返るゆとりや安定は無くても、毎日がときめきに満ち、
夜には、疲れ果てて泥のように眠るような長い一日でした。



青春時代の、スリムで力溢れた身体や、成功や、恋を、
今更、誰に話したところで、昔あった現実には程遠く、仕方が無いこと・・・。

自分だけが知っている物語を、後半どのように書き上げられるのか?
その鍵は、どうも「今このときを慈しむ」生活のなかにあると思い始めています。
ウルマンの次の言葉は、そのような者に対して、心強い「応援歌」に違いありません。





青 春

サムエル・ウルマン 
宇野収、作山宗久訳 (三笠書房)


青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。

Youth 7204

Youth/Samuel Ullman

Youth is not a time of life; it is a state of
mind; it is not a matter of rosy cheeks, red
lips and supple knees; it is a matter of the
will, a quality of the imagination, a vigor of
the emotions; it is the freshness of the deep
spring of life,

Youth means a temperamental predominance
of courage over timidity of the appetite, for
adventure over the love of ease. this often
exists in a man of sixty more than a boy of
twenty. nobody glows old merely by a
number of years. we glow old by deserting
our ideals.

Years may wrinkle the skin, but to give up
enthusiasm wrinkles the soul. worry, fear,
self-distrust bows the heart and turns the
spirit back to dust.

Weather sixty or sixteen, there is every
human being's heart the lure of wonder, the
unfailing child-like appetite of what's next,
and the joy of the game of living. in the
center of your heart and my heart there is a
wireless station; so long as it receives
messages of beauty, hope, cheer, courage
and power from men and from the infinite,
so long are you young.

When the aerials are down, and your spirit is
covered with snows of cynicism and the ice
of pessimism, then you are grown old, even
at twenty, but as long as your aerials are up,
to catch the waves of optimism, there is
hope you may die young at eighty.


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